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| メキシコ その3 |
ブログ更新は、腰の重い作業ですが、 さて、書き始めると、書くのも楽しいもので、 現実逃避になります。良い薬です。
メキシコその2の補足と その3
まずは補足。 当時の話ですから、現在の状況と異なる可能性はあります。
二色あるタクシーのうち、緑が新しく黄色が古い。 運転手になりたい人は車両の半分の価格を出し、 半分は政府が出します。利益は半分を政府に上納します。 実に合理的です。
ガソリン代、整備の費用は運転手負担。だから、 適当な整備、整備レス。が一般的。 窓が無い、テールレンズが無いは、あたりまえ、 ホイールキャップは付いていませんし、 バンパーは曲がっていないわけはありません。 路上でエンジンを下ろしてクラッチを交換したり、 通常、運転手は整備もやります。
万一の故障の際、(万一ではなく千一、百一(^^♪) ビートルがビートルを牽きます。時には客を乗せたまま。 それをまたビートルが牽く事も。3台つながると壮観!?です。
リアだけをスラムさせるのが、流行していました。 T-2を使ったバスもリアがペタペタ。乗り心地は 想像にお任せします。
交通事情がとても悪いので事故も多く、ドアが閉まらないほど への字に曲がった車両でも、フードや、フェンダーのチリが 合わなくなった車も沢山走っていました。 無事故の車両は無いといっても良いでしょう。
YesS、助手席はなく、乗客がドアを開け、 閉めるときは運転手が紐で引っ張ります。
フロントフード、リアフードはロープやチェーンで固定しています。
窓にフィルムを貼って黒くしたり、ホイールを換えたり、 いろいろ凝っているクルマもありますが、ほとんどは タクシーではなく個人のクルマです。
↓続きは メキシコその3です。
メキシコ 3
「素敵な仕事」
無事、現地人もびっくりの破格値で泊まれたホテルを後にして、 爆走ゴルフで私たち二人と彼は彼の工場へ向かいました。
ホイールキャップ、ミラーのアルミ部分、ホーングリルなど プレスの製品を作る工場に到着です。
同じ敷地に社長一族が住んでおり、3名のお手伝いさんが作った 食事を頂きました。身分はある程度高いのか、豪華です。 1時間ほどでしょうか。ゆっくり戴きました。
9時からの勤務ですが、時間を過ぎてもまだ 従業員が集まりません。ぼちぼち10時ごろから集まりはじますが、 最後の一人がそろうまで、皆で遊んでいます。 最後の一人がそろうと、また、誰かがいません。 仕事は一向に始まりません。
やっとボスが社長室に皆を集めると、 小さいグラスにテキーラを人数分注ぎます。 私たちの分のグラスもありました。
注ぎ終わると私たちを紹介します。従業員は ハポン、ハポンとニコニコしてますが、 tatooに筋肉。無精ヒゲにくわえタバコ。またしても 怖いLOOKS。しかしすでに私たちも強くなっています。
約20人(内、女性3名。) それぞれ飲み干して仕事にかかりました。
持ち場について、ビールと弁当を広げるもの、 物陰に隠れて甘いハーブのウマそうな煙をくゆらすものと、 まったく仕事は始まりません。
それでも1時くらいまでダラダラすると、嬉しい昼休みです。 だいたい3時くらいまで。またも居なくなってしまいました。
夕方、近くのメッキやさんに行くというので、同行しました。
ほったて小屋。日の入らない暗い部屋は20畳くらいでしょうか。 人一人が入れるサイズの浴槽が並んでいます。しかも床は べたべた、びしょびしょ。ハポン二人は無防備にも草履です。
草履だというと、またも「ノープロブレモ^_^」 奥からしわしわのお爺さんが登場しました。優しい顔です。
やさしい彼が作業を説明してくれました。 パーツをここで洗って、(汚い浴槽) ここで酸につけて(汚い浴槽) ここで電気をかけて、ここで洗って完成。(汚い浴槽)
そんなことを言っている彼の言葉を尻目に、ハポン二人は 彼の指、足に釘付けでした。指先がほとんどありません。 サンダルを履く足の指もありません。ないどころか、 緑茶色??みたいな変な色になっています。 床は怪しい水。浴槽からこぼれる液体。 メキシコで一番怖かったのはこの瞬間かもしれません。
「トラバーホ(仕事)のプロブレモ(問題)か?」と聞くと、 「トラバーホだけど、プロブレモではないよ。」と。 笑顔があどけないです。「Tu貴方 Ano年 ?」と聞くと、 「13」彼は、13歳です。何度確認しても、13歳。
ハポン二人は笑顔で挨拶すると大至急で建物の外に出ました。 かつ、草履から、ハネがあがらないように。
「やっばいっすね。」「やつ、死にますよね。もうすぐ。」
彼の給料は破格の一週間8000円。 外には3足のガリガリ犬が歩いています。野良も目つきは 極悪です。タバコをつけて、ゆっくりとメッキ屋の彼の行く末を 案じました。
爆走ゴルフで工場に戻ると、従業員は相変わらずダラダラモード。
一週間の給料は2000円程度とのこと、1500円くらいが 相場だから、ここは良い会社だと、彼らは言います。
ホイールキャップに取り外し用の二つ穴を開ける作業。 三人でプレスにぶら下がって、「がっちゃん。」 だいたい半回転させて、「がっちゃん。」 完成したらその辺にほおりなげます。 「メッキか、塗装するから、大丈夫。ノープロブレマス^_^」
プレスしたアルミにガラスをつけます。 これも良く割れます。ニコニコして、「やーい。また割った。」 「お前だって、さっき割っただろ。」とゲタゲタ笑ってます。
あまりのショックに、社長を呼びました。 「作業の効率化と製品の平均化のため、機械を新しくして、 業務体系を見直す必要がある。クオリティーチェックも、 全数検査すべきだ。」と私が言いますと、 「機械は高い。壊れる。人は安いし壊れない。^_^」 返す言葉は見つかりません。全く同じ笑顔をして見せました。
ジャスト5時まで談笑しながら仕事をすると、出入り口に20人の 渋滞が発生し、瞬間で帰宅しました。
ふと見ると、出入り口のそばに、高床式倉庫みたいなものを発見。 相方がはしごを上ると、あわてて降りてきました。 例の三人のお手伝いさん達の住処でした。4畳半。 この国の謎は深まるばかりです。 |
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(2007/01/06(土) 02:07) |
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| | # | 2007/01/09(火) 15:01
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痛い国や |
ますます興味出ますね。これ
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| URL | まさ たなか #- | 2007/01/07(日) 00:01
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